花と実と魔女と

03南仏・ニース








旅の始まりは、南仏コートダジュールにある
紺碧の海と輝く太陽のニース。


世界の超お金持ちが別荘を構えるというだけあって
そのロケーションは最高!

そして、その地に暮らす一般の人々?とツーリストが出向くマルシェ(朝市)

ついガブリとかぶりつきたくなる様なツヤツヤお肌の野菜や果物、
フルーツ、花市が所狭しとテント下にならんでいます。

旅の醍醐味は様々ですが、生活の息吹を間近に感じる『市場』は
特別の興味をそそります。

旅の最中だということも忘れ、主婦感覚がたちどころに呼び起こされて
「お兄さん、そのインゲンとトマト計って...少しオマケしてくれる?」
なんて言ってしまいそうです♪

そうそう、大好きなアスパラも忘れずに買わなきゃ(爆)



こちらは、この地で特産のフルーツの砂糖漬け。

ガイドさんの話では、オレンジピール(左上)がイチオシだとか。
風邪のひき始め、喉に良いと言う事でした...

砂糖や蜂蜜漬けのイチジクなんていうのも売ってました。

いずれにしても、ご覧の通りの新鮮で豊富な食材、
朝食後一番に訪れたことが幸い(笑)でした。

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紺碧の海岸コートダジュールの中心地ニースの海岸、
「天使の湾」と呼ばれています。

19世紀以来冬の社交場として王侯貴族の注目を浴びたニースは
今もフランスが誇る一大リゾート地です。

地中海の光に、遠浅で澄んだ海はキラキラと輝いて…

もう、言葉は要りませんね。

この湾岸沿いに車を走らせ(私は観光バスだけど)愛を語る...

モナコ王妃となった、グレースケリーの恋が理解できるような気がしませんか。





既に10月半ばというのに、ビキニの若い女性達が日光浴。
午前中は水温が高いとかで海で泳ぐ人も少なくありません。

寒そうにしている人はマッタク見当たりませんでした。


カメラこそ向けませんでしたが、トップレスの女性も堂々と闊歩、

勿論、若く美しく、禁断の木の実を知らないイヴのよう...


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ニースに日本人が多く訪れるようになったのは
シャガール美術館が出来てからという説もあるとか...


ニースの見所の一つ、高級住宅地の一角に『シャガール美術館』があります。


聖書からのメッセージ美術館とも呼ばれ、
この地に住み、この地方を愛した画家自らがニース市に寄付した

聖書の物語を題材にした油絵・ステンドグラス
グランドピアノに描いた作品などで構成されています。

「シャガール・ブルー」といわれる
深みがあり、かつ澄んだブルーは
作品それぞれのにおいて、際立って印象深く
コートダジュールの紺碧の海と、
地中海の空の色を映しているのでしょうか。


このほか、マチスが晩年を過ごしたホテル近くには
マチス美術館もあり、この地方にはピカソ美術館や
翌日訪れるセザンヌのアトリエ、ゴッホの描いた跳ね橋など
歴史に名を残す画家達を偲ぶことが出来ます。

コートダジュールやプロバンスの
限りなく明るい光は、

画家達の創作意欲の大きな力となったことに
改めて感じ入りました。


゜★。.:*:・’゜☆。.:*:・’゜ 。.:*:・’゜☆。.★。.:*:・’゜☆。.:*:・’゜ 。.:*:・’゜☆。


画像は、シャガール美術館の壁にレイアウトされた
ステンドグラス作品の一部(全体の4分の1ほど)です。

グレーに見えるところが、壁になります。

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上段左2つがチャーハン、右端が焼きそば、
下段は酢豚など野菜たっぷり中華メニュー。


世界屈指のリゾート地ニースでのランチは
中華バーでございます(笑)

写真はファーストフード的なお店のショーケース。

今回のパッケージプランは自由時間が多いこと、
そして食事はほぼ朝食しか付いていません。


そこで、この旅最初のランチは
海岸から程近く、歩道に面して美味しそうな湯気をあげている
写真のお店を迷わずチョイス。

これと、これと、これってな風に、
指差し確認(笑)でお店の人に頼む...
簡単!美味しいマイメニューの出来上がり!

フランス語も、英語も必要アリマセン(爆)

因みに、えびの入った生春巻き(これって中華?)
焼きそば、チャーハン、野菜炒め、蒸し餃子などをセレクト。
飲み物は、珍しいことに無料のセルフサービス。
でも安全を期してノンガスのミネラルウオーター。

イザ、食してみますと、これが美味しい!
上げ膳据え膳は、何れも感謝で美味しく戴くわたくしでございますが、
このお店は、掛け値無く美味しかったワ。

お隣では、フランス人のパパと犬を連れたお嬢ちゃん(10歳ぐらい?)が
上手にお箸を使って食べています。
ワンちゃんも、テーブルの下でお行儀良くしているのですね。
日曜日だから、パパとお散歩の途中なのでしょう。


お店のスタッフは東洋系、おそらく中国系の方たち、
レジは、オーナーと思しき30代の男性が手際よく取り仕切ってました。

気になるお値段は、2人分、締めて13ユーロ(1ユーロ約135円)
日本円で1,755円のお買い上げ~。

朝市といい、中華ランチといい、
超リッチな方たちが憩う、ここニースにも
庶民の胃袋を美味しく満たしてくれる所があることを知り、
とっても嬉しく、かの地が身近に感じられた
第一日目のランチタイムのご紹介でした。


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エズ村から帰って、いよいよ晩御飯。
エズ村のあんな坂、こんな坂を上り下りしたワタクシの胃袋が
美味しいものへの嗅覚を研ぎ澄ましてくれたようです。

フロ(FLO)という海鮮料理のレストランへ参りました。
このお店、日本にもあるとか。




フランスといえば、生牡蠣!と思うのは私だけでしょうか。

晩御飯の前菜として選んだ牡蠣でございま~す。

ぺろぺろッと食べてしまうのは惜しいような、
それでも一気に食してしまうおしいさでした。





こちらは、初めて食した蒸した手長海老。
シャコ海老にも似たところがあり、殻はとても頑丈。
で、右下に見える鋏のような殻わりで挟んで中身を頂きます。


実は、この手長海老、隣のテーブルのフランス人のおばちゃま達が
美味しそうに召し上がっていたので、
メインディッシュの後にもかかわらず別オーダー。

マナー違反もなんのその、
美味しいことといったら...
昨年、イタリアに行ったときから気になっていた手長海老ちゃん。

ようやくここニースで私にとっての「初物」となりました。

頭の部分のオミソがなんとも美味。
病み付きになるお味です。
帰宅してから検索したら、生でも戴けるようですが手に入りにくそうでした。



メインの魚料理の後に出てきたデザート。
右のチョコレートケーキも
本日のお勧めケーキ・イチジクのケーキも
とても美味しかったデス♪

*** ただし書き(笑)***

写真のお料理はそれぞれ二人前です。
けっして私一人で食したわけではありませぬ。

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